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でらしね [DVD]

でらしね [DVD]
でらしね [DVD]
女が大自然と一体となったとき、画家のキャンバスは熱き想いに満たされた。
   ホームレスの画家・水木譲司は毎日ダンボールに絵を描き、それを仲間たちが売って生活していた。画廊のバイヤーである橘今日子は水木の絵に惹かれ、毎日買っていたが、ある日思いきって大作の依頼をすることに。やがて大作を描くと決意した水木は、橘を絵のモデルにし、全裸になれと言い始める。
   実際に画家としても活動している奥田瑛二が、劇中に登場する絵をすべて自分で手がけたのが話題の作品。それにしてもこういう役を演じさせるとハマりまくってしまう奥田瑛二。水木のような男性に全裸になれと言われたら、ためらいつつも言う事を聞くんだろうなと納得させられるほど嫌みなく演じられるのは、俳優業界広しといえど今は彼くらいなものだろう。橘役の黒沢あすかが全裸で木に絡まったりと、体当たりの演技を見せるのにも注目だ。(横森文)

Amazon.co.jpに2件のクチコミ情報があります

  • 評価 5
  • 奥田さん、黒沢さん、すごくいい

  • 投稿者: vincent
  • 投稿日: 2006/03/01

特典の対談(奥田さん、監督、黒沢さん)をみると、かなり奥田さんがこの映画の成立に影響力があったことがわかります。また監督と共に、いい映画を撮ろうという気持ちがひしひしと伝わってきます。 映画のなかでも、画家の役ですが自らの作品を描きまくり、映画に提供をしております。 映画は簡単に 落ちぶれた「才能はある」画家が、画廊の女性の目にとまって再生を図るという単純なものですが、単純だからこそ、 再生する過程が丁寧に描かれていて、黒沢さんをモデルにして裸体を描くところなんて、良くぞがんばったよ、女優だもんナ、とこちらまで思ってしまうほどです。撮影スタッフもがんばったと思います。 また、黒沢さんが、ちょっとインテリの役をやるのですが、意外にも雰囲気がとてもよく、ぴったりとはまってます。あとは監督の狙いでしょうが、こんなインテリが画家の前ですべてをさらけ出すというシチュエーションが観客を惹き付けるのでしょう。 最後に、黒沢さん脱ぎすぎだよ。映画の役も一皮むけて「人の本質を見る」いい女に成長したというドラマも伏線であるということも付け加えておきます。

  • 評価 4
  • 待ってましたよ

  • 投稿者: 一色町民
  • 投稿日: 2005/06/13

この映画、もともと2002年の作品なんですが、おクラなっていて、昨年末にやっと公開となり、そしてまたやっとDVD化。はっきりいって、前半は風変わりなホームレス画家に興味は湧くものの、少々退屈。黒沢あすか演じる女画商の手中に落ちる中盤以降、画商を演じる黒沢あすかの存在が奥田の強い個性と対等に渡り合い始め、画題を求めて二人は山奥に篭り、モデルと画家として不思議な共生関係を築くあたりで、俄然面白くなる。都会と南アルプスの自然との対比、森の中での鳥の声、虫の鳴き声も印象的に聞こえてきた。黒沢のヌードもふんだんに画面を飾る。そういえば、この映画、R-18はおろかPGも含め映倫規制なしなんだよね。芸術映画として認められたということかな。奥田自ら描き下ろした大小50枚に上る絵画がスクリーンを席巻してゆくころになると、物語と演技と絵に圧倒される。「ポロック」でエド・ハリスがドリップ・ペインティングを披露したけど、それを上まわる鬼気迫る迫力。しかも、その絵の成否が映画の成否を握っている。それをあえて引き受け、奥田の才能を信じた監督、それに応えた奥田に敬意を表したいです。「絵にはさ、多分絵には完成なんてないんだ。どこで終わらせるのか、それを決める作家の意思だけ」というセリフが沁みる。そしてラスト、個展を見に来たホームレスの仲間が、絵を見て言うひとことが、素晴らしい。映画自体がこのひとことのために存在するかのよう。さすが、中原俊監督、その演出の見事さ!!

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