DVD意味のよく分からないタイトルの映画で、あまり期待しないで見たのですが、ジョン・ダイガン監督自身の脚本(3幕ものの舞台劇のようにきっちり構成されています。)とドミニク・フォーテンの編集が良く、なかなか面白かったです。シャリーズ・セロン、ペネロペ・クルス、スチュアート・タウンゼントの3人が非常に魅力的に描かれていますし、ジョナサン・リーの当時を再現した美術が素晴らしいですね。お勧めの映画です。
第2次世界大戦,生き証人もいるくらいそんなに昔の話ではないごく最近のこと。やっぱり戦時中は惨いことばかり。そんな中思想も価値観も違う3人の男女の生き様,恋愛あり,友情あり,強い絆で結ばれていく姿を描いた作品である。ヨーロッパでは国境も陸続き,言葉もいろいろ,顔も何人か区別つかない,軍服でも統一されてないとどっちが味方で,どっちが敵かわからない…って思うのは私だけですかね?それにしてもあの時代は簡単に「○○と戦うことになりました」なんてあっさり交戦状態に入ってたんですね。戦火の中,人を売ったり売られたり,汚いことだらけで,でも生きるためには仕方なくて,ぎりぎりの状態だったんでしょうね。その戦争の最中,そんなぎりぎりの状態だったからでしょうか,何年も一人の女性を思い続け,追い求める男の姿,現代の平和さの中には見出せない情熱を感じます。ただ私的には,何度も観たい映画ではないですね…
『モンスター』でアカデミー賞を受賞したシャーリーズ・セロンと人気女優のペネロペ・クルスが競演している映画です。『モンスター』では役作りのためにあえて十キロほど太っていたらしく、本作でのシャーリーズ・セロンは『モンスター』の彼女とは全くの別人です。もちろメイクのせいもあるのでしょうが、やっぱり十キロ違うと体も顔もこれだけ違うものなんですね、びっくりしました。また、ペネロペ・クルスの方はちょっとメークが濃すぎるかなという気がしましたね。というのも、この女優さんは掘りの深い欧米人の中でも、一際はっきりした顔をしているので、当時のメークを忠実に再現したような濃い目のメークをしていると、なんだか宝塚風に見えてしまうんですよね。 映画の舞台となるのは、スペイン内乱から第二次世界大戦が終結するまでの数年間です。そんな激動の時代を、己の美貌を武器に自らの信念を貫こうと懸命に生きたギルダ(シャーリーズ・セロン)と、自らの過去に苛まれながらも故郷のスペインを思い看護師として戦場に飛び込んでいくミアという二人の女性の人生を通じて描いています。 この映画最大の見所は、やはり後半、ギルダの恋人であるガイがスペインからフランスに戻ってきてからの部分です。ナチス占領下にあるフランスでギルダはどのような生き方をしているのか、そしてなぜそのような生き方をしなければならないのか。一見すると不可解なギルダの行動が、悲劇的なラストに向って一気に収斂していきます。この後半部分のシーンには、享楽的な生活を求めながらも社会や時代というものに関わらずにはいられないという一人の女性の複雑な心理と、複雑な生き方をせざるを得なかった時代状況とが非常に上手く描かれていると思います。 映像よりもむしろ人間の内面に重点をおいたストーリーで見せる映画なので、どっしり腰を据えてじっくり鑑賞できる骨太の映画です。
「あなたの34歳以降の人生が見えない」と子供のころに、占い師に言われたことで人生を生き急ぐ女性の物語・・・ 運命とは何か?使命とは何か?を美しい映像でつづる美しくも儚い物語です。運命や使命って何でしょうね。ひとつ言えることは信念を持って生きる人は美しいということでしょうか。 最後まで観た私は心が痛みました。そしトリコになりました。 それにしてもシャーリーズ・セロンはただでさえ、きれいなのにこの映画では、可愛いセロンや美しいセロン、かっこいいセロンなどいろいろな姿が観られます。『モンスター』でアカデミー主演女優賞を獲得したあとの最初に出演をした映画です。演技も見てください。 2004年に観た映画で最もお薦めしたい映画No.1です。4回も映画館に足を運んでしまいました。是非、観てください。
第二次世界大戦前夜のパリを舞台に、青年ガイと上流社会に生きる美しい女性ギルダの恋を描いた作品です。ギルダは、とても奔放な女性ですが、男性にとって奔放な女性は憧れですね。魅力的なものです。ましてや、とびっきりの美女となれば尚更ですね。シャーリーズ・セロンは、また一段と美しくなりました。ラブストーリーですが、冒頭で14歳のギルダが占い師に告げられる言葉が、重要な鍵であり、全てを物語っています。パリでのガイとギルダそしてペネロペ・クルス演じるミアとの幸せな時間とやがて訪れる別れ・・・・・。悲しいエンディングが待っています。とにかく、最後にギルダがつぶやく「何もわかっていない。」という台詞が、心に残ります。そして、走り去るギルダの振向きざまの笑顔が心に残ります。見終わった後、だんだんと心に沁みてくる、そんな大人の映画です。ところで、相手役のスチュワート・タウンゼントは、私生活でも彼女のパートナーだそうですが、ちと妬けますねえ。でも、見ているうちにだんだん好きになってきました。しかし、邦題の「トリコロールに燃えて」は久々に最悪のタイトルです。全く意味不明です。もう少し何とかならないものでしょうかねえ。