1950年代のアメリカ映画「LOVE IS A MANY-SPLENDORED THING」は、『慕情』と邦題が付けられ永く記憶に残る名作、名訳となりました。安易に二字熟語を当てるのではなく、原題「Marriage is a Crazy Thing」の本作は、曖昧な印象を与える『情愛』よりは直訳した方が相応しかったように思います。奇しくも対語になっているかのような二つの題名。愛は輝かしく素晴らしい。しかし、結婚は狂気。皮肉にも説得力があって、言い得て妙ですね。 結婚したい女と、結婚したくない男、の物語は、それぞれの恋愛観、結婚観を知的で洗練された会話に乗せて、観る者にいろいろな疑問を投げかけてきます。 何故、彼女(ヨニ)は、他の男性と結婚したのか? 彼(ジョニョン)が、頑なに結婚に背を向ける訳は? 双方に経済的理由が語られているが、部屋を借りて週末を過ごす二人の姿は、結婚生活そのものなのでは? プレイボーイの大学講師(教え子の女生徒とは交際しない程度の分別は持ち合わせている)と、不倫する人妻(今のところ、夫との結婚生活を壊すつもりはない)という、不道徳極まりない役柄をカム・ウソンとオム・ジョンファがさらりと演じて、爽やかな印象さえ感じさせています。 ラストシーン、開けた扉の向こうに何が待ち受けているのか凄く気になります。また、観終わって誰かと感想など是非話し合ってみたいと思わせる作品でもあります。
黒髪で清楚な主人公が実は、韓国ではK-POPの女王といわれるオム・ジョンファと後で知り、 びっくり! 夫に隠れて愛人と密会する主婦をうまく演じ切ってたと思います。 中でも、ごちそう作ってあげたのにインスタントラーメン買いに行かれた場面には親近感覚えてしまいました^^ 結構、こういう些細な喧嘩も恋人同士ならありますよね〜 結局、ずるずる会い続けるのか、どうなのかスッキリしない終わり方は後を引きます。。 私ならスパッと別れるかな?なんていろいろ考え込んでしまった作品でした。
邦題は「情愛」なる、訳のわからないタイトルです。 原題は「結婚は狂気の沙汰」で、冗長ですが言い得て妙かな。 主演の女性はオム・ジョンファさんで、K-POPの女王と称され、 女優としても「シングルス」「どこかで誰かに何かが起こると必ず現れるホン班長」「オーロラ姫」などで活躍している方です。 男優のカム・ウソンさんはこれがデビュー作ですが、その後ヒット作に恵まれ、近作「王の男」でトップスターの仲間入りを果たしました。 彼らが繰り広げる、とりあえず寝てから始まる恋愛劇で、 それぞれ配偶者のある親友たちの不貞や、 弟の結婚などのエピソードを巧みに織り交ぜて展開します。 彼女は金欠の彼に出資してアパートを借り、まるで新婚さんのような暮らしを始めます。 しかし彼女自身は財力のある医師と結婚したばかりなのです。 何の不自由も無さそうなのに、何故? なぜあんなに多く、楽しげな写真を記録したのでしょうか。 写真にどんなメッセージを託したのでしょう。 喧嘩別れしたかと思いきや、最後に彼とのアパートに戻る彼女。 不思議な余韻が残り、いろいろ想像したくなります。 「韓流はちょっと・・」と敬遠気味の方でも、本作を勧めると皆 おもしろかったと言ってくれます。 とになく不思議で、観る人に様々な解釈を求める映画です。
お軽い韓国映画がもてはやされていますが、久々の秀作でした。 何ともいえないけだるさと切なさを併せ持った作品だと思います。 見終わった後、しばらく余韻に浸ってしまいました。 イ・ジョンジェの「情事」も好きですが、この作品のほうが上になったかな・・ 大人のラブストーリーがお好きな方は是非どうぞ!
見終わって、すごく切ない、淋しい気持ちになりました。でも、すごく心に残る映画です。原題は、「結婚は狂気の沙汰」で、結婚がテーマな映画です。結婚に希望を持たないジョニョンと、結婚したいが、結婚には縛られないヨニ。さらには、結婚したジョニョンの弟や妹、結婚する親友のエピソードも上手く絡められている。ジョニョンは、最後、自分が選んだ選択に後悔しているのか?それとも、仕方なく思っているのか・・・?女性がこの映画を見たら、ヨニの気持ちをどう見るのか?映画を見た人も、主人公を自分に例えて、考えてしまう映画かも知れません。私は、はまり過ぎて、気分が落ち込みました(^_^;)ヨニ役を演じたオム・ジョンファさんは、K-POPの女王といわれる、超人気歌手なんだそうです。日本にもファンクラブがあるとか。この映画は、R-15指定になっていますが、ベッドシーンはそれほど印象に残らず、恋愛観、結婚観を描いたストーリーが強く印象に残りました。韓国映画ファンの方には、ぜひ、見ていただきたいお勧め映画です。