この映画の一番の見どころは、オープニングショットの松山ケンイチ演ずるヒモ男が恋人の女子高生役の白田久子を、金の切れ目が縁の切れ目とばかりに、ボロ雑巾の様に捨てるシーンです。雨のそぼ降る中、泥まみれになりながら、泣いてすがる女子高生を、ヒモ男が殴って蹴って終いには階段から突き落とすんですが、このシーンの松山ケンイチが(無名時代なので顔なんか写ってませんが)往年のショーケンを彷彿させてスターの片鱗が垣間見えて、最高にカッコイイです。残念ながら後は観るべき所は在りません。長髪の山本太郎がキモいだけです。
2006年11月に、ミスユニバース日本代表の「お宝」的なDVD発見、ということで不可思議な(静かな?)ブームとなった作品。プレミアムを期待して、購入したとかいう話も聞きましたけども。予想外というべきか、予想通りなのかもしれんが、本作はミスユニバース御本人ともども、数週間の内に忘れ去られてしまったようですわな。 本作の内容はマニア向けといえるもんで、縄でしばって脚をバタバタさせたり、大根演技(演技というより、ロケの苦痛さが顔に出てはる)が圧巻の正常位、騎乗位シーンと、泡沫タレントがまた泡沫に戻ってゆくのが納得でけるクオリティ。バニー衣装のケツから太股あたりのセクシーさが唯一の救いでしょうなあ
恋人に捨てられた少女を男が監禁する。少女は抵抗するが、トラウマを抱え苦しむ男・タケルに次第に心を開いていく・・・典型的なストックホルム症候群の話だ。 シリーズ四作目という本作の設定は古い洋館。そこに暮らすタケルの服装やアンティークの家具、3人の関係を暗示する3匹の金魚、舞い散る桜など美しく、どこか耽美的でもある。 作品全体としては上手くまとまっているとは思うが、ラストの地下室のシーンでは設定にやや強引さを感じた。過去の記憶に苦しみ何度も倒れるタケル。その度に衣装を変えて登場する少女・・・というのは如何なものか? 山本太郎の長髪に違和感を持たれた方もいるだろうが、私は今回の役に合っていて良かったと思う。
この女優の存在を知って、遡って観たタイトルです。山本さんも出演されていることも興味を引きました。まあこの二人の俳優は髪の毛の短いショートカットが似合うという共通点がありますね。映画全体は「地下室」のシーンが舞台のセットのような印象があるのですが演出的に故意にそういう効果をねらっていたと思います。「余分な物を排除」するという効果です。また加藤さんの「女」の部分はストーリー展開には欠くことのできない「味」が出ております。このシリーズのほかのタイトルを知らないのですが「監禁」の二重構造と加害者被害者の相互依存性の示し方は良かったと思います。音楽も、ピアノを中心に、チェロなどの弦も心情表現に上手く使われており、この内容の映画にはもったいないようなスコアですね。最後に「しらたひさこ」という女優は私見ですが、多面的な顔を持つ、もしかしたら伸びる可能性のある女優だと思いました。
はなしの前提がなんか納得いかない、やっぱり主人公のような人間がありえないように思えて、よくできた話ともいえるのだけれど、やっぱしだめだと思ってしまう。つくり話と思えば許せるかも。