五社監督ならではのエロス,そして女の情念,狂気がよく描かれている.西川峰子の死を迎えた演技が怖い.ちょっと子供には見せられないなぁ・・・
若いころに見て衝撃を受けた映画です。期待しての二度目でしたがそれを裏切られることなく、女優陣の演技に圧倒されました。私はかたせさんの演技も好きです。近年の「探偵もの」に慣れた目には新鮮でした。
五社英雄監督はチャンバラ映画専門から、いつのまにか“女の映画専門家”になってしまったが、彼の生い立ちを聞くと、こっちのほうが得意なのだと納得。熱演の名取裕子、西川峰子、二宮さよ子らの女優陣に比べ、根津甚八の若旦那、山村聡の亭主、小林稔侍のダンナ、成田三樹夫の女衒と、なんかミスキャストだらけの男優陣は、これは女の映画だから、男なんかついででいいんだと、監督があえてそうしたのかナ? それにしても不可解な配役。岸田今日子のナレーションに、佐藤勝の音楽がかぶる冒頭が印象的。“男が通う極楽道、女が通る地獄道…”
「遊郭もの」だけに、後味が良いという訳ではありませんが、内容も設定も申し分無いでしょう。ただタイトルが「吉原炎上」であるので、吉原の炎上と内容をもっと重ねて見せて来るのかと思いましたが、主人公(名取裕子)の内的状況と炎上を重さねて描き、暗示させるものでした。 名取さんといい、西川さんといい、この時代の映画には迫力と言うか力強さと言うか…、そう云うものが有りましたね〜。いまの女優と監督に、「同じものを作れ」と言っても無理でしょう。おそらく「アダルトビデオ崩れ」的な作品に止まるでしょう。 根津さんの「若さん」のキャラをもうひとつ際立たした方がしっくり行くと感じましたがそう感じるのは私が男だからか…?
他の方も仰ってますが、西川さんの演技がとにかくスゴイ!素晴らしい!です。主役はまわりや脚本、全てが引き立ててくれますが脇役は本当に演技が上手くないと『スゴイ!』て事にならないから大変。勿論名取さんもよかったですが私は西川さんの演技に魅かれました。
昔の吉原は女性の悲しい世界ですね。いわゆる今の風俗とは違う悲しさがあって、その中で逞しく生きなきゃならない!主演の名取裕子も良いけど西川峰子の好演に泣きました。ちょっとエッチだけど、私達女性が見て何か考えてもいい映画だと思いました。
名取裕子若くて綺麗ですね。綺麗な映像で見やすい。時代が変わっても男と女はいつも同じですね。
最近花魁をテーマにした「さくらん」が映画化されたので、もう一度この作品を見直してみましたが、演技の面ではてんで比べ物にならないですね。 古い映画万歳主義というわけでは決してないのですが、女優さんたちの演技がすごすぎて絶句することがままあります。かたせ梨乃の演技の生々しさや、西川峰子演じる小花の壮絶な最期のシーン・・何回みても鳥肌が立ちます。今第一線で活躍されている女優さんの中で、あの演技を見せれる女優はそういないと思えるほど。 (個人的には鈴木京香さんや大竹しのぶさん以外思い浮かびませんでした) ストーリーは18歳で吉原に売られた久乃が花魁道中をするまでに吉原でのし上がっていくというものですが、彼女を取り巻く人々の様々なエピソードも目がはなせません。 酒と男に弱くて剃刀振り回すような花魁もいれば、不治の病で無念の中死んでいく者、年季をあけて吉原を去るもの・・ 吉原という場所で生きるの女の切なさや悲しさいやというほど感じられます。 女性は自分に置き換えて見てしまったりもするかもしれませんね。。私は久乃(主人公)みたいにはできないだろうなぁとか、どっちかっていうとかたせ梨乃タイプだろうなぁとか。 凄絶な環境の中で、必死に自分なりの幸せを求めようとする女たちの多様な生き様、ぜひ一見の価値あり。 蛇足ですが、出番は少ないけど地味に緒方拳いい味だしてます(笑)
何度見ても飽きない作品です。見る度に違う発見ができます!恐ろしい程に女が描かれています。これほどにリアルな細かな演出ができたのはやはり五社監督だからとしか言いようがなく、舞台は吉原という特異な場所なのですが、『女』というイキモノを熟知していなければ描けないであろうというほどの作品です!特に小花役の西川峰子の劇中のエピソードは秀逸です!何度見ても泣けます!一見の価値は十分あります!劇中人物それぞれが見事なほどに緻密に繊細に描かれている作品です!やはり五社監督は日本映画界において偉大な監督だったと痛感させられます!
わからないでしょうね…って監督も男♂なんですが…五社監督の映画、他に見た事が無いのでしょうか?? 私はこの映画、大好きです。何度観ても切なさと苦しみ、葛藤が伝わって来ます…。
スターがたくさん出ていようといまいと、駄作である。 ナンダ、これっていうシーンが多すぎです。終わりの方 に、部屋に火が点いて迄、f××kしているお二方。 あんな非常事態に、あんな事できっか! 只、当時の棺おけが横長のものではなかったという事 がわかったという点においては、見られたものだったと 思う。近代の娼婦を描いた作品では、美保純が87年頃 主演した、昭和初期の遊廓でお嬢様育ちのヒロインを描 いたものの方が上である。
遊郭の喧騒が聞こえてきそうな映像美でした。残酷なシーンもあったりしますが、本当の意味での遊郭を知るには必須な次元のものだと思います。でも、着物や建物等は豪華で溜息が出ました!